☆モデラーズ・ライフ…縮尺のお話

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☆前回に引き続き未完成のプラモデルが2機登場──中途半端な状態での掲載についてお詫びしますm(__)m。
左側はゼロ戦(零式艦上戦闘機)21型【縮尺(スケール)は1:48】、右の機体はP-51D【縮尺は1:32】です。【1:48】と【1:32】では随分モデルのサイズ(大きさ)が違っていることがご理解いただけるかと。実機の横幅(主翼幅)×全長は、ゼロ戦21型が12m×9.05m、P-51Dは11.3m×9.8mです。

☆鉄道模型で縮尺【1:48】は(米国サイズの)“Oゲージ”:軌間(ゲージ)32mm、縮尺【1:32】は“1番ゲージ”と呼ばれ軌間45mmの規格内に入ります。ちなみに軌間45mmのレール上を走行する縮尺【1:24】の鉄道模型は“Gゲージ”と呼称されること以前エントリーした通りです(複雑ですね(^^;;)。


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☆写真は【縮尺1:32】P-51Dのコックピット──前回エントリーしたモデルと同じものですが撮影アングルを少し変えて撮影し直しました。


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☆こちらは【縮尺1:48】ゼロ戦21型のコックピットのクローズアップ。【1:32】モデルと比較して随分アッサリしている造形であることは明白ですが、本エントリー・テーマ(笑)の一つはこの2機のコックピット比較写真に集約されます。

☆当たり前のことですが、【1:32】モデルと【1:48】モデルでは、造形に於いての精緻さに違いが出る──ということ。また縮尺(スケール)に応じたデフォルメも時には必要になる──虫眼鏡を使わなければ存在すら判らないようなパーツまで作る上げることは作り手の能力以前に不可能な場合もあり、リアル(実車)と寸分違わない(立体的且つ構造的)表現を再現するには無理なこともあり、“リアル感”というのは実車の忠実なる再現性とデフォルメの狭間を行ったり来たりするモノで、まぁそのアタリにモデラーのセンスが要求されるということなのではないでしょうか。



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☆話の方向はガラリと変わりますが、写真左はコックピットを撮影したハセガワ製P-51D【1:32】のパッケージ、右はタミヤ製P-51D【1:32】。同じ機体・縮尺のキットですが、パッケージの大きさは随分違いっております。ハセガワ製P-51Dは30年以上前に発売されたのに対し、タミヤ製P-51Dの発売は最近(2011年7月)──発売時期の違い、即ち、時代の違いがパッケージの大きさに現れている──それが本エントリーテーマその2となります(^^;;。


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☆パッケージの厚みも大違いですが、両方とも中にはパーツがぎっしりと詰まっております。ハセガワ製とタミヤ製──どちらが優れたプラモデルか…なんてことが言いたいわけではなく、あくまでも時代が違っていることをビジュアル化しただけですので誤解なきよう。ハセガワ製のパッケージが30年以上の歳月をかもし出していることは明白ですし。


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☆これはタミヤ製P-51Dのコックピット部の完成予想写真(パッケージに印刷してあるものを撮影)。特別な改造を施さなくてもパッケージされているパーツに塗装し組み立てるだけですが、30数年前に苦労して(情報が入手できない部分は捏造して)組み上げた我がP-51Dのコックピットとは比較するまでもなく“リアル”です。

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☆ついでながら、左写真のエンジン(パッカード・マーリンV-1650-7)にどんな形でコックピットの仕上がりに相応しい追加工を施そうかと資料を探してはみたものの、30数年前という情報の乏しい時代且つ他の遊びにも忙しかった大学生には限界があり、唸っている(だけの)日々が続き、そのうちにあれ以上作る気が失せてしまうという結果に至りました(^^;;。その罪作り(?)なエンジンの比較写真──上はハセガワ製で、下はタミヤ製のパッケージ写真です。ハセガワ製はアッサリしてます。この違いはハセガワ、タミヤの違いではなく、“時代の違い”そのものです。


☆【1:32】は、できるだけ精緻でディテールに拘りたくなる縮尺で、【1:48】は、ディテールに拘りつつも限界はあり、デフォルメも重要となる縮尺ではないかと考えていることも申し添えます。もちろん、デティールとデフォルメのバランスが重要なことは言うまでもありません。全体的なフォルムの精度も当然重要です。


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☆さて、さほどデティールには拘らない縮尺【1:48】に近い【1:45】で製作しているDB202型ディーゼル機関車模型の仕上げ塗装“第1回”が終了し、2回目のイエロー塗装をする直前に撮影した写真を掲載。シャーシ部は既に黒色で仕上げ塗装が済んでおりますのでマスキング中。バギー(駆動部)がセットしてない状態で恐縮です。イエローってのはご承知の通り“透明色”──余程分厚く塗らないと下地が隠せない──なので、ホワイトの下塗りを2回施してからやっと塗ることができました。1回目の塗装なので少々ムラが目に付きますが、もう一度イエローを塗ればそこそこの仕上がりにはなる目処はついたと自己満足(笑)。ブルーのストライプを塗り終われば、既に加工が終了している手すり・ドア・窓枠等を取り付ければ、可愛いディーゼル機関車が出来上がります。細部に拘ることは【1:45】という縮尺に免じて片目瞑ってくださいね(笑)。



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☆まぁデティールはともかく、この模型は実車を一度も目にすることなくインターネットで入手できる情報だけを頼りに、簡単な製作図を(CADで)作図、一から作り上げること(フルスクラッチ)にチャレンジした“アームチェア・モデラー”第1号機となります。youtubeにハイビジョン画質で動画がアップされていたのが大いに役立ちました──モニター(1920×1024ピクセル)でフル画面再生、参考になりそうな箇所は一時停止し[Print Screen]キーを押しPHOTOSHOPで見易く加工してプリントアウト──それを何度も繰り返した努力は認めてください(笑)。今の時代だからこそ、自宅に居ながら模型制作するに充分な情報収集ができる──その象徴的模型なのかも知れません(上手くまとまったような気がします*笑)。


★京都府にある「加悦SL広場」まで出掛けて実車を撮影できればもう少し精緻且つ正確な模型を作ることができたかと思いますが京都の日本海側まではねぇ、ホイホイ出掛けるわけには行きません。今の時期寒そうだし(笑)。“DB202型ディーゼル機関車”模型2号機に必要な(スポーク)車輪は英国から届きましたから、1号機製作が一段落したら、よりグッドルッキングなモデル製作にとりかかろうかとは思っていますが、実際に作り始める頃には春まっさかりになっていた……なんてことになりそうな予感アリアリ。英国から届いたSLも貨車もしっかり完成させないとね、30数年前のP-51Dキットの再現だけは避けなくちゃ(笑)。──というまとまりのありそうでないエントリーはオシマイとさせていただきます。
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by cyclonengine | 2012-02-09 21:20 | ☆鉄道模型製作 | Comments(2)
Commented by dad at 2012-02-09 23:01 x
cyclonengineさん、こんばんわ。
スケ-ルの違いは即ち精密な部品やコックピットを持つ戦闘機等においては如実にその違いが出てしまいますね。
映画撮影用に制作されたゼロ戦を見沢航空博物館で見ましたが、コックピットは貧弱なモノでした。当時最強を誇ったゼロでさえギリギリの設計だったのかな-と思わずにはいられませんでした。
DB202型ディーゼル機関車・・いよいよ佳境に入って来ましたね。逆にココで気を抜くと危ないので、集中して制作に励んで下さい(笑)。
Commented by cyclonengine at 2012-02-09 23:53
dadさん、こんばんは。
おっしゃる通りです。1:32スケールでレシプロ機だとシングルエンジン…つまり戦闘機のラインナップが揃っているんで、余計にコックピットのスパルタンというか貧弱さが際立ちますね。ゼロ戦のパイロット防御の是非に関しては諸説あるようですが、当時の戦闘機のコックピットは全部似たような作りだったのかもしれません。浜松基地のゼロ戦52型は吊るしてあるので内部見えないからなぁ──小牧空港のゼロ戦32型は閉じたキャノピー越しに見た記憶があるようなないような(笑)。
DB202型、まさに佳境!なんですが、土日のとあるイベントで走行させることが決定(^^;;。明日、金曜日中にある程度の段階まで仕上げる必要に迫られております。まぁ気は抜けませんが、シャーシ部分の仕上げでは手を抜きます(笑)。
で、エントリーで書き忘れましたが、鉄道模型製作するならOゲージだなと至った動機には“適度にデフォルメ(別な言い方だと手抜き)できて尚且つ走行時に迫力がある”ってことが(私的見解では)大きかったとカミングアウトしておきます(^^;;。
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