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空想的フライフィッシングとOJゲージ保全活動


by cyclonengine
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☆アームチェアー・モデラー

☆これまでのエントリーで延々と述べてきた通り、今のところ英国の鉄道(BRITISH RAILWAYS)で活躍していた蒸気機関車(SL)のキットを購入して組み立てていく方向で我が鉄道模型製作スキームは固まってきました。前回エントリーした“世界鉄道百科図鑑”のページを捲りつつ、ネットを徘徊して蒸気機関車の写真、動画を拾い集めているとき、英国の国立鉄道博物館(?)“Nationl Railway Musium”にたどり着きました。書籍とネットで模型製作に役立つ写真、資料を入手し、(同型の機関車ではないにしても)実物は日本国内のなるべく近所で穴の開くほど詳細チェックする。遠方まで出掛ける手間は出来る限り避ける──リアルな鉄道マニアからお叱りを受けそうなスタンスですが、アームチェア探偵ならぬアームチェア・モデラーを目指しております(笑)。

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☆ヨークという都市にあるこの鉄道博物館は有名で所有している車両の数は世界最大規模だそうです。ひょっとして訪れることもあるかと(笑)、ヨークの大まかな位置を載せておきます。ロンドンの北にあることはわかりますが距離はわかりません。アームチェア・モデラーはこの程度の知識で充分かと(アハハハ)。


☆アームチェアー・モデラー_a0254664_19352335.jpg

★余談ですが“Nationl Railway Musium”には、日本の新幹線0系が展示されているそうです。写真は今世紀始め、日本から送られてきた新幹線を船から降ろし陸路輸送の準備をしているトコロです。

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☆ここには例の“マラード”号も保管されています。迫力満点──スパルタン且つ大胆な流線型が美しい車体です。英国は蒸気機関車(タンク型以外にはもれなくついてくるテンダー(炭水車)も同様)での黒色以外の塗装を施すことが多いようで、ブルー、グリーン、レッド、グレー──この4色が車体の大部分に塗られています。ブルー、グリーン、レッド、グレーは、それ系の色なら何でもってわけではなく、BR(British Railways)ブルー、BRグリーン、BRレッド、BRグレーと呼称され色相・明度等きっちりと決まっています。

☆アームチェアー・モデラー_a0254664_1922544.jpg

☆上写真は“マラード号”のOゲージ模型完成写真。価格は40万円弱となっています。

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☆キットなら販売価格は約1/4となります。が。キレイに組み立て、美麗に緻密に塗装していくことは相当に熟練の技が必要となる筈。黒主体で豪快に塗り上げるよりも、BRブルーとかBRグリーンをムラ無く塗ることははるかに難しそう(^-^;。日本製のプラモデルとは訳が違ってますからね~。詳細な説明書なんて期待しちゃダメです。組み立てていく順番は簡単なアイソメ図3枚程度から、モデラー自身が補完して脳内シミュレーションを行うことが必須です。

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☆ウッドコック号はBRブルー、下の銘版が読めないA4型蒸気機関車はBRグリーンが塗装色。両方とも気品たっぷりな色ですこと。

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☆このSL(NationalRailwayMuseumで保管されています)もBRグリーンです。黒以外の塗装色のSLって新鮮な感じ──です。デフレクター(除煙板)が付いていても日本のSLとは印象が違います。車輪外面の位置関係が車体との比較において、外側にある──ような気がしませんか?

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☆こちらはリニア・鉄道館で撮影したSL(C57)。英国のSLに比べ車輪が車体の奥の方により引っ込んでいることがわかります。で、下はこれでもか!っていう蛇足的比較写真。



☆アームチェアー・モデラー_a0254664_2004651.jpg

☆日本製SLと英国製SLの比較写真──左右両車輪の幅にご注目──上は狭軌、下は標準機となります。
ボイラー等を内蔵している円筒形の部分の大きさはさほど違ってはいない(筈な)ので、車輪幅(車軸長)の違いがご理解いただけると思います。連結器(カプラ)の形状・機構も違っていますが、このアタリのお話はまたの機会に。


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▲これは現在製作途上にある英国のSL(の完成予想写真)。▼下は、大井川鉄道ターンテーブル上のSL(C10)──双方共に“タンク型”だけに似ているといえば似ています。撮影アングルのおかげなのか、車軸長の違いも殆ど目立ちません。

☆アームチェアー・モデラー_a0254664_20104837.jpg

☆当初は英国製のキットを基本にして、日本のSLへ改造してみようと考えていたのは、上二つの写真をご覧になれば──そんな邪念(?)を持ってしまったこと──理解していただけるのではないかと言い訳少々(笑)。



☆いつかは日本の軌道を走った蒸気機関車のOゲージモデルを作り上げたいとは思っていますが、以前述べた通り、狭軌(1067mm)と標準軌(1435mm)の違いをどう捏造するか──両輪の幅を広くするしかないと考えている訳ですが──やはり全体のバランス、印象が違ってくるしなぁ…と英国製蒸気機関車の模型製作に専念するんだ!と意気込んでアームチェア・モデラーしていた休日でしたが、まだ心のどこかで悩んでるんですね(笑)。
Commented by dad1st at 2012-01-23 18:03
博物館で思い出しましたが、鉄道博物館なるモノが近くに(と言っても車で40分位ですが)ありますね-。やっぱcyclonengineさんも見たいんでしょうか?(自分は行かないですけど・苦笑)。
マラ-ド号のキット、渋いですね-。色つけると40万弱ってのも凄いですけど、このままでもお洒落です。
日本のSL,言われて見れば良く倒れなかったと・・ビックリしちゃいました。
Commented by cyclonengine at 2012-01-23 18:41
dadさん、こんばんは。
大宮の鉄道博物館ですか?JR東日本のプロジェクトですよね(確か)。
はい、いつか必ず(出来るだけ早い時期に)訪れたいと思ってます。
日本型SLとか列車を製作しなくても、参考になることは多い筈です。
JR東海がやっている鉄道博物館的なモノが“リニア・鉄道館”で、
こちらは自宅から30分で到着しますが、そこだけじゃ気が済まなく
なってきているようです(笑)。
真ちゅう&ホワイトメタル(洋白)で出来た模型は色塗らなくてもカッコ
良いです。持ち上げるとズッシリとくる重量に更にグッときます(笑)。
狭軌ってホントに狭いんですよ。前から見ると特に違いが際立ちます。
僕も最初見た時、マジかよって思いました(笑)。
by cyclonengine | 2012-01-22 20:20 | ☆鉄道模型製作 | Comments(2)